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最大筋パワーという言葉、みなさんはご存知でしょうか？
ちょっと聞きなれない言葉ではあります。
スポーツ競技では、瞬時に大きな力を発揮することが要求される場面が多々あります。ものを投げたり、相手に力を加えたり、素早く動いたりなどなど。
”投げる”という動作１つにしても、陸上の投球種目はもちろん、野球の投球動作や返球動作、あるいは、バスケットボールやハンドボールのパス・シュートなど、実に様々なスポーツの中で、瞬間的なパワーが要求されているといえます。
このように、筋肉が瞬時に大きな力を発揮する能力を「最大筋パワー」と呼びます。
この最大筋パワーは「筋力×スピード」を掛け合わせたものです。
ですので、いくら最大筋力が高くても、発揮するまでに時間を必要とするのでは、スポーツ場面では能力を発揮することができません。
また、いくらスピードがあっても要求される動きに対して筋力が低ければ、それを生かすことができません。
つまり、”どれだけ力を出せるか？”を表す「最大筋力」よりも、この
「最大筋パワー」の方が、スポーツ場面では勝負に影響力がある力と言うことができると思います。
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