体力は筋力・敏捷性・柔軟性・持久力など様々な要素で構成されています。
具体的には↓
【行動を起こす能力】
【行動を調整する能力】
【行動を持続する能力】
発育期では、各要素をバランスよく高めていくのが望ましいでしょう♪
成人でも、健康維持の為には、体力を要素ごとにみて、バランス良く鍛えることが望ましいが、生活様式や取り組むスポーツによって要素間に多少の差がでても良いといえる。
スポーツを楽しむ場合は、極端にならない範囲でバランスが崩れていてよい。
市民マラソンを楽しむには上半身の筋量は少なくてよい。
フリークライミングを行うなら上半身の筋力が重要である。
一般のレベルであれば「体力の全ての要素において高い水準にある人」ということはあるえますが、トップアスリート同士の比較では「全てにおいて高い」ということはあり得ません。
例えば、短距離選手の場合、パワーに優れた選手は白筋優位な体に鍛えられています。よって、アスリート水準で見て持久力が高いことはあり得ません。
一方、長距離選手の場合は赤筋優位で持久力性が優れています。
ですので、痩身でもあり、アスリート水準でパワーが優れていることはあり得ません。
このように競技によって体力要素に偏りがあるのは当然で、無理に要素間のバランスをとろうとすれば競技能力が下がってしまうことになります。
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